8月22日にOIGENの鉄瓶職人「佐伯」が取材を受けました。
大学で鉄の造型をしていたところから鉄つながりで昨年の春にOIGENに入社。
周りの鉄瓶職人からは「センスがいい」と褒められ、10月の南部鉄器まつりに向けて自分の鉄瓶を制作中。
南部鉄瓶の職人数は減り続けています。
鉄瓶の技法は代々親から子へ引き継がれているのが水沢産地のやりかた。
しかし息子が鉄瓶家業を引き継ぐ。という時代は終わりを告げつつあります。
その中で、OIGENは
独自の鉄瓶職人プロジェクトを
立ち上げました。
産地の親方たちの協力を得て
福島出身で鉄瓶を全く知らない
青年を鉄瓶職人として育てるのです。
彼が一人前になるにはまだ年月がかかりますが、親方たちの情熱が継続してくれているのが何よりもありがたいところです。
佐伯が鉄瓶職人になることができれば彼に鉄瓶の技法が残ります。そして、次の弟子に教えながら鉄瓶職人の技法を未来に継続していくことができるのです。
皆様応援をよろしくお願いいたします。
OIGENでも早く佐伯の鉄瓶をwebで販売できる日が来ることを願っているところです。
地震から約2週間がたちました。
OIGENも動き始めています。
ご迷惑をおかけしておりましたお得意先様にも
商品が届けられるようになってまいりました。
(写真は23日の包装出荷の様子です。)
地震直後に ある得意先様から
「OIGENはやる気があるのか!
こんな時だからこそ頑張らねばならない」
などの叱咤激励のお言葉も受けましたが、
地震直後の状態では正確な事が言えませんでしたので、
申し訳ありませんでした。
直後は、資材業者からは仙台港にある鉄材料が流され入荷日がわからない、工場を修理する材料の入荷日がわからない、ガソリンがないので修理業者が来社できない、などの不安定材料が山積みでした。 従業員への対応、労働基準監督署への連絡、行政への連絡、金融機関への連絡など本当に非常時でした。久仁子の頭では抜けていることも多いと思いますが、当社の切れ味のよい社員たちの協力で何とか切り抜けております。
ありがたいことにたくさんのお客様から励ましのお電話やお葉書、メール等頂きまして本当に励みになりました。 また、行政からの災害対策の情報もいただけてありがたかったです。
今後とも皆様の御愛顧をよろしくお願い申し上げます。
OIGENパスポート会員の皆様へ
OIGEN直売所はかなり打撃を受けて
使えない状況になりましたので、
パスポート会員様にはお詫びのご連絡を
お送りしております。どうぞお受け取りください。
(岩手・宮城・福島のお客様には
お送りを控えさせて頂きました。)
2011年3月11日
当社も巨大地震に見舞われました。
空気が揺れて後ろから押されるような感覚、
今までにない地震の長さ。
社員全員が事務所前に集まり無事を
確かめあいました。
その後すぐに溶解中の炉の手当てに
専務はコンプレッサーを借りに出かけ
その間担当部署のリーダーの大きな声に
従って、作業員はそれこそ必死に応急処置
を行いました。
今は思い出しながら振り返る時ではありません。
お客様にご協力を得ながらも、ご迷惑を最小限に抑えるように努力するだけです。
地場産業900年の伝統を途切れさせないようにと願いつつ。。。
国内のお客様からのお見舞いと激励のお電話にとどまらず、海外のお客様からのたくさんの励ましのメールも
金融機関の方々からの励ましの言葉も、とても励みになっております。感謝申し上げます。
私の尊敬する大先輩の又川様から以前苦しい時に頂いた言葉
【禍福は糾える縄のごとし!どんな場合にも、あせらず・くさらず・おこらず・こわがらず・なげださずに明るく謙虚な姿勢で努力し続ければ必ず良くなってきます】
この言葉をかみしめている毎日です。