被災した状況の中で、企業がどのような行動をとったのかを
レポートする企画で久仁子はドキドキ生放送に出演。
ディレクターが工場に取材に来た時に【そのままの服装でOK】と
言われたので作業着で。
ほかの方々は背広でした。。。よかったのか?!
3月11日から3カ月経ちました。
東北では震災の話題が毎日報道されています。
昨日の番組では、東北のモノづくりが世界の
ハイテク産業の根底にあって、この震災での
ダメージがいかにすごいものであったかを
伝えていました。
誰かの下でモノづくりをしていく時代から
自分たちのブランドでモノづくりをしていく時代への
転換があるかもしれません。
そして東北のハイテク技術がエコのために
使われて、世界の人々のために役立つ
日が来るのではないかと期待します。
OIGENは伝統工芸で東北の文化を世界に伝えて
東北が元気で頑張っていることを
発信していきます。
ハイテクではありませんが、
小さいながらもがんばります!
エイエイオー
5月4日にOIGENにいらっしゃった川村さんです。
お家は宮城県気仙沼市幸町4丁目。
3.11後初めて4.29に家のあった場所に行き、台所付近を捜したところ、
OIGENから求めた焼き焼きグリルを泥の中から見つけました。鍋類で津波に流されなかったのは
この鍋だけだったそうです。
木台もかなり汚れていたものを洗って、鍋はサビを落とし油をひいて。
しかし、サビは落とせず、直してもらえないかと来社されました。
川村さんは
「この鍋はとても重宝していたのです。」
「まな板などは重油の洗っても重油の匂いがとれないけれど、 焼き焼きグリルの焼杉木台は
その匂いがとれたんです。」と。
この焼き焼きグリルの事を
ホームページに載せさせて頂けますか?
とお聞きしたところ、
《気仙沼の幸町》と住所も入れてくださいと
お答えになり、故郷への強いお気持ちを
感じました。
鍋は、直すことももちろん可能ですが、
またお越しいただくことも品物をお送りする
ことも困難な状況でもあり、何より、
鍋をお持ちいただいたお気持ちがうれしく、
新しいものと交換をさせて頂きました。
川村さんの毎日にまたお役にたてれば
ありがたいです。
及川さんは夜ごはんにいつもOIGENの羽釜を竈でお使いです。
「炊いている最中はね蓋を決して開けない。松の葉で火をおこして、薪で炊くんだよね。」と
かなりのこだわり様です。
「3.11はライフラインが止まったけれど、
この釜でごはんは炊けた。
そして大船渡の友人におにぎりも届けられた。」
えっ?あの時大船渡に行ったんですか?
「そう。一ノ関からタンクに水を入れて、発泡
スチロールにおにぎりを詰めて、北上経由で
遠野から大船渡に入ったね。
一般車は入れてもらえなかったけれど、
水タンクを見せたら通らせてくれたね。」
おにぎりを羽釜で炊いて?
「発砲スチロールに入れて5時間かかって
行ったけれど温かさが残っていて、
本当に喜ばれた。あの日は雪だったね」
活躍してくれました。羽釜!!
よくぞ、逞しくがんばった!
私たちが考えている以上に鉄釜は力を
見せてくれました。
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