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及源鋳造株式会社
 
南部鉄器の製造販売元「及源(おいげん)鋳造株式会社」の情報ブログです。 社長の及川久仁子が更新しております。
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        ◆全社コンセプト
     伝統と未来を結び、人と人を結ぶ。  

   「OIGENは心をゆり動かす」会社ですCIMG1798.JPGCIMG1830.JPG
















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5月22日放送 BS朝日「いま世界は」
 

0b35e7f3.jpeg 被災した状況の中で、企業がどのような行動をとったのかを
 レポートする
企画で久仁子はドキドキ生放送に出演。

 ディレクターが工場に取材に来た時にそのままの服装でOK
 言われたので
作業着で。
 ほかの方々は背広でした。。。よかったのか?!

 





CIMG1858.JPG 3月11日から3カ月経ちました。

 東北では震災の話題が毎日報道されています。

 
 昨日の番組では、東北のモノづくりが世界の
 ハイテク産業の根底にあって、この震災での
 ダメージがいかにすごいものであったかを
 伝えていました。
 







CIMG1854.JPG 誰かの下でモノづくりをしていく時代から
 自分たちのブランドでモノづくりをしていく時代への
 転換があるかもしれません。


 そして東北のハイテク技術がエコのために
 使われて、世界の人々のために役立つ
 日が来るのではないかと期待します。








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 OIGENは伝統工芸で東北の文化を世界に伝えて
 東北が元気で頑張っていることを
 発信していきます。

 ハイテクではありませんが、
 小さいながらもがんばります!

 

 エイエイオー

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5月25日、お客様が持っていらした鉄瓶です。

あの日、3月11日、気仙沼で津波にあわれたとのこと。
大津波が去った後、自宅に戻り、流された家に家財道具を探したそうです。

テレビで何度も映る、折れ曲がった気仙沼線の線路にこの鉄瓶が転がっていたそうです。

蓋はどこかに行ったらしく探しても見つからず。

でもこの鉄瓶はいつも使っていた南部鉄瓶。

 

お客様は私の鉄瓶ですので、直してください。とおっしゃいました。

大事にされている鉄瓶ですね。この鉄瓶を直してお返しいたします。




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54日にOIGENにいらっしゃった川村さんです。

お家は宮城県気仙沼市幸町4丁目。

3.11後初めて4.29に家のあった場所に行き、台所付近を捜したところ、

OIGENから求めた焼き焼きグリルを泥の中から見つけました。鍋類で津波に流されなかったのは
この鍋だけだったそうです。
 

木台もかなり汚れていたものを洗って、鍋はサビを落とし油をひいて。
しかし、サビは落とせず、直してもらえないかと来社されました。
 
 

川村さんは
 「この鍋はとても重宝していたのです。」

 「まな板などは重油の洗っても重油の匂いがとれないけれど、 焼き焼きグリルの焼杉木台は
  その匂いがとれたんです。」と。
 

 CIMG1198.JPG
 この焼き焼きグリルの事を
  ホームページに載せさせて頂けますか?
 とお聞きしたところ、
 
気仙沼の幸町と住所も入れてくださいと 
  お答えになり、故郷への強いお気持ちを
 感じました。

 
  鍋は、直すことももちろん可能ですが、
 またお越しいただくことも品物をお送りする
 ことも困難な状況でもあり、何より、
 鍋をお持ちいただいたお気持ちがうれしく、 
 新しいものと交換をさせて頂きました。


  川村さんの毎日にまたお役にたてれば
 ありがたいです。
















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事務所直売所に一ノ関市の及川様御一行様が いらっしゃいました。

及川さんは夜ごはんにいつもOIGENの羽釜を竈でお使いです。 
  炊いている最中はね蓋を決して開けない。松の葉で火をおこして、薪で炊くんだよね。」と
   かなりのこだわり様です。


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   「3.11はライフラインが止まったけれど、
   この釜でごはんは炊けた。

  そして大船渡の友人におにぎりも届けられた。」

  
  えっ?あの時大船渡に行ったんですか?

  
  「そう。一ノ関からタンクに水を入れて、発泡
   スチロールにおにぎりを詰めて、北上経由で
   遠野から大船渡に入ったね。
   一般車は入れてもらえなかったけれど、
   水タンクを見せたら通らせてくれたね。」


  おにぎりを羽釜で炊いて?

 
  「
発砲スチロールに入れて5時間かかって
  行ったけれど温かさが残っていて、
  本当に喜ばれた。あの日は雪だったね」











505eb24f.jpeg 活躍してくれました。羽釜!!

 よくぞ、逞しくがんばった!



 私たちが考えている以上に鉄釜は力を

 見せてくれました。

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oigen writer:及源鋳造株式会社 代表取締役 及川久仁子
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