皆様 2012年がやってきました。
夢と希望を感じながら社員一同 がんばって行きたいと思っています。
昨年は私どもにも たくさんのご支援を
全国から頂きましたことを、改めまして
御礼申し上げます。
沿岸部の皆様に比べましたら、泣き言を
言えない状況ではありますが、
不安一杯の春でした。
夏には、節電から風鈴で涼を感じようとする
皆様からのたくさんのご注文を頂きました。
風鈴の在庫を3月に持てなかった事もあり
納品できずに失礼をしたご注文もありました。
秋から冬は東北支援の温かいご注文を
賜り、お陰さまで社員一同忙しい時を
過ごさせていただきました。
一番被害の大きかった直売所は8月にリニューアルを果たし、
震災後のたくさんのお客様に喜んでいただくことができ、本当に嬉しゅうございました。
今後ともご愛顧を賜りますよう切にお願い申し上げます。
少し前の話になりますが、気仙沼の三浦さんご夫婦がいらっしゃいました。
探していたのは麦茶を煎る大きな鍋。
OIGENの直売所で「もう少しこういう鍋、ちょっとこうなっていれば。。。」といろいろな鍋を首をかしげながら見ていました。そこで見つけたのが昭和初期の大きな煎り鍋。もちろん、昔の商品なので、今は商品化していません。しかし、三浦さんはこの鍋を何とか作ってくれないかと熱心でした。
その熱心さに打たれまして、「麦茶を煎るならば、上等焼きをした上等鍋の方が、南部鉄器よりも適している」とお話し、まず
昔の鍋を型にして、煎り鍋を作ってみましょう、とお話しました。
で、上の写真は、出来上った【上等昔ながら煎り鍋】と三浦ご夫婦です。
震災後の大きな第一歩にこの上等鍋がお役にたてれば幸いです。
その後、三浦さんから
麦茶を煎って
被災をした方々にお茶を
ふるまっている写真が届きました。
美味しい愛情たっぷりの麦茶が
ふるまわれたことでしょう。
三浦さん、頑張ってください。
そして、上等鍋を煎り鍋に使った方は実は 料理研究家の冬木れいさん。
上等鍋をニュルンベルクのオーガニック見本市に出展する際に、冬木さんにお話を伺った際に
「皿のようなオーバルパンでお茶を煎りましょう。オーガニックで、日本らしいですよ。」と言って煎ってくださいました。その時の写真です。
使用している鍋は 【NakedPanオーバル】
いつもはちらほら眺めるだけなのですが、ここ4カ月はある記事にくぎ付けになりました。
3.11で被災した陸前高田のオートキャンプ場の記事です。
書いていたのはそこの支配人の蒲生哲さん。
ずいぶん前にダッチオーブンのイベントでお世話になった方でした。
地震が起こってからの津波の様子がリアルに綴られています。
彼もたくさんの友人・親戚を亡くされたそうです。
お悔やみ申し上げます。
さて、このキャンプ場は広田半島の先の高台にあり、津波の被害はうけませんでした。津波で町を追われた人たちは必然的に高台にあるキャンプ場を目指しました。
ここは、たくさんの被災者の受け皿となったのです。
モビリアにはキャンプ場という特質が幸いし、飲み水がありました。毛布がありました。そして、何よりも蒲生さんと言うリーダーがいました。蒲生さんの明るいお人柄がたくさんの人たちを勇気づけたことでしょう。
記事の中には被災の大変さとともに、キャンプ場が持つ大きな役割についても語られています。前向きな彼の姿に久仁子はただ感激するばかりです。
まだまだ大変なことは多いと思いますが、応援しています!
OIGENでは2003年の5月4日と9月14日にダッチオーブンのイベントでお世話になりました。
一日も早く、この写真のように、普通の家族連れが楽しめるキャンプ場に戻りますように。。。
その方は、私どもの商品のみならず、私たちの仕事も応援してくれていた方で、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ご質問に対する不適切な対応に関しては、すぐ担当を集めて話し合いをして、「二度とこのようなお客様にがっかりさせるようなことをしてはいけない」と話しました。しかし、今まで応援してくださっていた方だからこそ、私どもの対応をお許しにはならないかもしれません。しかし“不適切な対応である”とご指摘いただきまして本当に感謝しております。
私どもでは、また一からお客様のお気持ちに沿いながら、お顔が見えない分丁寧な対応を心がけていきたいと思っております。
東日本大震災で壊れた柱や壁を直し終えて、8月12日から直売所がリニューアルオープンしました。
改装工事が11日に終わり、急いでお盆のお客様に備えるという急ピッチのディスプレィにまだまだ不備はありますが、常連のお客さまからは、明るく見やすくなったとおほめのお言葉をいただくことができました。
世界遺産平泉にいらしたついでにどうぞ南部鉄器の専門店をご覧いただければ幸いです。
今回の改装の一番の目玉は海外輸出向けの急須をご覧いただくコーナーです。
海外用急須は今まで国内販売はほとんどしておりませんので、色のついたカラフルな急須に異国の方々の好みを感じていただけるのではないかと思います。もちろんドメステックな急須も販売しておりますので、合わせてご覧ください。
13日にご来店のKご夫妻は2年間オーストラリアに駐在していらっしゃって、オーストラリアのお茶専門店の話で盛り上がりました。奥様のお好きなそのお茶屋さんにOIGENの急須が輸出されていたからです。
人気の鍋はシリーズで展示しました。
なるべく無駄な装飾は除き、わかりやすい展示を心がけております。
東南角のガラスからは明るい日差しが注いで、隣の鋳物工場や田んぼ風景がご覧いただけます。
8月15日にご来店の仙台のTご夫妻。
「ガラスが開放的で明るくなりましたね。」と話されました。何を隠そう、この奥様は大のタミさんファン。
テレビでタミさんを見たのがご縁で直売所に足を運んでくれています。
ついついタミさんの昔話に花が咲き・・・明日タミさんが水沢に来ますよ。と話しましたら
「あら明日?残念です!」と・・・
直売所の人気モノ【クワズ芋】の大きな葉っぱも活躍中。
折れた一本の茎を水にさして根が出たところを土にさして・・・で、こんなに大きくなりました。