京都のA様よりお手紙
※A様は化学物質過敏症で大変ご苦労をされています。私どもの上等フライパンをお使いになった感想を届けていただきました。A様のご了解を得ましてwebに掲載させていただきます。
テレビで「タミさんのパン焼器」を見て、直接OIGENに電話で問い合わせました。その時「料理中に鍋やフライパンの塗料の匂いで頭が痛くなり、安心して使えるフライパンを探している」とお願いしたところ「上等鍋という無塗装のフライパンがあります」とのこと。これなら使えるかもしれない。と思い、早速送っていただきました。
一般のフライパンに比べるとやはり、無塗装のフライパン(上等フライパン)からは熱が加わっても科学的な匂いも立ちこめず、頭が痛くなったり、のどがイガイガすることもなく、安心して調理できました。
個人差はあると思いますが、フライパンや鍋の塗装の匂いなどで困っている人たち(化学物質過敏症という疾患で生活の中の様々なモノの匂いでアレルギー反応を起こす。現在とても増えている病気)でも使えるのではないかと思いました。
鋳物ですから少々重いのですがその厚みのおかげで、蓋をして蒸し焼きにすると、野菜は甘みが増すように思います。
A様ありがとうございます。お体どうぞご自愛ください。
A様がお使いの[上等フライパン21cm]
http://www.joutou.com
5月4日にOIGENにいらっしゃった川村さんです。
お家は宮城県気仙沼市幸町4丁目。
3.11後初めて4.29に家のあった場所に行き、台所付近を捜したところ、
OIGENから求めた焼き焼きグリルを泥の中から見つけました。鍋類で津波に流されなかったのは
この鍋だけだったそうです。
木台もかなり汚れていたものを洗って、鍋はサビを落とし油をひいて。
しかし、サビは落とせず、直してもらえないかと来社されました。
川村さんは
「この鍋はとても重宝していたのです。」
「まな板などは重油の洗っても重油の匂いがとれないけれど、 焼き焼きグリルの焼杉木台は
その匂いがとれたんです。」と。
この焼き焼きグリルの事を
ホームページに載せさせて頂けますか?
とお聞きしたところ、
《気仙沼の幸町》と住所も入れてくださいと
お答えになり、故郷への強いお気持ちを
感じました。
鍋は、直すことももちろん可能ですが、
またお越しいただくことも品物をお送りする
ことも困難な状況でもあり、何より、
鍋をお持ちいただいたお気持ちがうれしく、
新しいものと交換をさせて頂きました。
川村さんの毎日にまたお役にたてれば
ありがたいです。
及川さんは夜ごはんにいつもOIGENの羽釜を竈でお使いです。
「炊いている最中はね蓋を決して開けない。松の葉で火をおこして、薪で炊くんだよね。」と
かなりのこだわり様です。
「3.11はライフラインが止まったけれど、
この釜でごはんは炊けた。
そして大船渡の友人におにぎりも届けられた。」
えっ?あの時大船渡に行ったんですか?
「そう。一ノ関からタンクに水を入れて、発泡
スチロールにおにぎりを詰めて、北上経由で
遠野から大船渡に入ったね。
一般車は入れてもらえなかったけれど、
水タンクを見せたら通らせてくれたね。」
おにぎりを羽釜で炊いて?
「発砲スチロールに入れて5時間かかって
行ったけれど温かさが残っていて、
本当に喜ばれた。あの日は雪だったね」
活躍してくれました。羽釜!!
よくぞ、逞しくがんばった!
私たちが考えている以上に鉄釜は力を
見せてくれました。
赤坂松葉屋様では新装オープンに向けてお鍋を探しておりました。
社長様常務様がOIGENにいらっしゃってお選び頂いたのが「上等鍋」 。
震災の少し前にお店に伺ってランチすき焼を頂きました。
すき焼を頂いている時にわざわざ
松葉屋の社長様がいらっしゃいまして
「上等鍋がとても 調子が良い」と
ほめて頂きました。
ランチのすき焼にお使いの鍋は、
17cmの角鍋。
小さめの卓上コンロにぴったりサイズ。
「松葉屋」と言えば松茸。
すき焼にも 香りを添えています。
上等鍋は
全く化学的な塗装をしていませんので
熱がダイレクトに伝わり、
素材の香りを損ないません。
「松葉屋の味」を鍋が損なう事がありません。
久仁子が食べ終わった頃には満員のお客様。
上等!上等!です。
上等鍋は青みがかったグレィですが、
油が染み込んでいくと、
真っ黒に変わってきます。
今度またおじゃました時には、
もっと黒い上等鍋になっていることでしょうね。
皆様も赤坂に行かれた際にはお立ち寄りくださいませ。
上等鍋ががんばっています!!